検体管理システム 【 Cellaph Biorepository 】
検体管理システムとして、クラウド3D検体情報管理ウェブアプリ「Cellaph(セラフ)」を自社開発しました。Cellaphは、実際に保管庫に行かず、たとえ遠隔地でもブラウザで試料・検体・細胞等の保管状況を確認できる日本初*のシステムです。 (*2019年11月時点、ファイセル調べ)
3D技術を導入したことでより直感的な状況把握が可能になり、保管庫扉の開閉時間を最小限に抑える等、保管品質の向上に役立ちます。また、施設を管理・監査する立場からみても、入出庫の履歴や保管場所だけでなく設定変更等も監査証跡として記録されるため、客観的にも価値のある情報管理システムです。
特長
セキュリティとユーザビリティを兼ね備えた、より精度の高い情報管理を可能とするウェブアプリです。
- 初期費用やメンテナンスの負担を抑えるサブスクリプションモデルです。
- インターネット環境があればリモートで操作できる、SaaS型ウェブサービスです。
- 2段階認証・デバイス認証、役割ベース認可、アクティビティログによるトレーサビリティを実装しています。
- 大規模災害・障害発生時のデータ損失を防ぐために地理冗長化しており、また保存データは暗号化されています。
- さまざまなコンプライアンスに対応したクラウドプラットフォームを採用しています。
主な機能
- 保管状況管理
- 保管物の位置情報管理
- 保管物のステータス管理
- プロジェクト管理
- 各種アラート管理
- 保管容器メンテナンス情報管理
- 利用者アクセス権制御
- 温度・湿度管理
- 保管場所予約
開発の動機
検体保管の現場では、保管する件数が増えるごとに保管庫の状況把握が困難になります。取り違えの防止、保管庫内温度の維持、記録の管理等の課題を解決し、保管精度を維持するためには専用のシステムが必要不可欠です。
ファイセルは、これまで培ってきた試料・検体・細胞等の保管管理のノウハウをもとに、より精度の高い情報管理と保管現場のユーザビリティの両立を目的として専用システムを開発しました。
Cellaph使用場面
検体管理
Cellaph Biorepository
- 自社施設での検体管理に。
- 複数拠点の検体情報の一元管理も
可能。
地理冗長化を含めた6重バックアップ、登録されたユーザーの権限管理、監査証跡や操作履歴の保存等はCellaphシリーズに共通した機能であり、クラウドサービスのメリットを最大限に生かすことができます。
よくあるご質問
FDA 21CFRs Part-11、及び厚生労働省ER/ES指針に対応していることを自社で確認済みです(一部の条項はお客様による対応も必要です)。Cellaphは基本的に、医療機関向け3省3ガイドラインやISMSを念頭に設計し、開発および運用しております。その他確認したい法令等がありましたらお問い合わせフォームよりご相談ください。
登録ユーザーごとに個別のライセンスを発行し、二要素認証と電子署名によりアクセス管理をしています。登録されたユーザー以外が内部データにアクセスすることは非常に困難です。信頼性の高いクラウドプラットフォームを採用しており、セキュリティ更新や不正アクセス対策も随時行っておりますので、ご安心ください。
オンラインデモで実際に動作している様子をご覧いただけます。お問い合わせフォームよりお問い合わせください。